構成部材の選び方
DSセット(透析ケアセット)の構成部材を選ぶ時は、透析開始時に使用するテープの固定方法や、透析終了時に使用する止血方法を参考にしてください。
セット内容選択方法 1 固定方法(開始時)から選ぶ
※推奨法の一例です。
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Ω固定
- 幅広テープで強固な固定を実現。
※:Ω2本固定の固定力を1とした計算
※:同素材のテープでの比較
(当社調べ) -
Y固定
- 特殊な形状で、Ω固定よりも引き抜き強度が向上。
※:Ω固定法の引抜強度を1とした計算
(当社調べ) -
刺入部の観察
- 穿刺針の固定不備や血液回路の固定不備などによる抜針事故の発生もあり得ることから、透析中では十分な監視、観察が必要である。透析中は穿刺部位が観察しやすいように工夫する。
※透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン(四訂版)より引用
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開始時の絆創膏貼付
- 緊急時の抜針離脱用としても使用。
インジェクションパッドNS
(IA3612)
セット内容選択方法 2 止血方法(終了時)から選ぶ
※推奨法の一例です。
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用手圧迫による止血
- 用手圧迫に適した形状で、均一な圧迫力を保持
- 圧迫しやすい、安定性のある形状。
- 粘着テープ固定を考慮した形状。
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止血ベルト等による止血
- 転がりにくく、留めやすい形状。
- ベルトやテープで固定しやすいスタンダードな形状。
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絆創膏による止血
- ウレタン不織布のテープ+厚さ6㎜の積層パッドでしっかり圧迫。
※テープの伸長は片側1cmが目安
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止血困難な場合
- 止血処置の際に転がらず、圧迫しやすい形状。当社従来品の止血用圧
- 迫綿に比べて約4倍の吸収性があります。
※:当社従来品の吸水量を1とした計算